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と、いう事で映画ブラインドネスを音声ガイド付きで観にいってきました。


劇場では同じ出演者で、以前舞台「カリフォルニアドリーミン」で
共演した相馬幸人君がいたので一緒にパシャリキラキラ
見本画像

さて、音声ガイドを聞くためラジオ片手に映画を鑑賞


いやぁ~勉強になった!!

いつもやっている吹き替えでは、演者の息や動きを
声をして表現するところを、今回は入れなかった。

「なんでかなぁ~、入れた方が臨場感が出るのになぁ・・」

と、思っていたものが映画を見てわかった!

その「息」や「動き」の部分にいわゆる「場面の説明」
がナレーションで入るのだ。

■例えば・・・(セキヤマ作成)

セリフ:「ばかもぉーーん!!」

ナレーション:(父、ちゃぶ台をひっくり返す)

セリフ:「デザートの柿を買ってこなかったのかぁ!?」

というような感じ。
・・・わかったかな??

通常ナレーションの部分には、父の荒い息が入ったりするのだ。
でも、息を入れなくても周りの音や、前後のセリフで十分場面を想像出来る!
目をつぶってみてみると、入ってくる情報だけで人はものを見ようとする。
いやぁ~、勉強になった。

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私は、残念ながら30分くらいしか観賞できなかったけど
次の回でマネージャーさんが見に行ったらしく、
その時、盲導犬をつれた方とお話が出来たという。

『音声ガイド付きの映画を見たことはあるけど、いつも説明的なナレーションで
場面を説明するものばかりで、またこの作品も同じものかと思って来たら、
セリフの部分はしっかり演じてらっしゃって、状況がよくわかって面白かったです。
初めての体験でした。』

との事。

嬉しかったなぁ・・・・

ほんと、嬉しかった!!!

目の見えない方は、見える人以上に沢山の想像力を使ってものを見るという。
その想像力のお手伝いをすること
嬉しい反面、責任の大きさに冷や汗が出た。
微妙なセリフのニュアンス。
何気なくしゃべっている言葉がこんなに大切だとは思わなかった。


音声メディアに携わる私達。

もっともっと出来ることが沢山あるはずだ。

また背筋を正すことが出来ました。